睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気をご存じですか?
その名前の通り、睡眠中に一時的な無呼吸状態が繰り返し起こる病気で、さまざまな合併症を引き起こしたり、良質な睡眠が得られないことから交通事故などの原因になることがわかっています。
SASの人は日中に過度な眠気に襲われることがあり、居眠り運転による大きな事故も数多く報告され、日常生活で車を運転している人にとっても生命に関わる重大な問題です。また、仕事での重要な商談や会議中、学校での授業中などに強い眠気に襲われたり、居眠りをしてしまうことがあります。仕事や勉強への意欲も低下し、周囲からは「なまけもの」「だらしない人間」とみられてしまい、本人への不本意な評価とともに、労働の生産性の低下など社会的な影響も少なくありません。SASは患者さんの生命に関わる病気であり、社会生活を送るうえでも予防や早期発見、治療が必要な病気です。
当院ではSASの検査として簡易PSGによるスクリーニング検査、治療としてのCPAP療法(Continuous positive airway pressure療法:持続陽圧呼吸療法という意味です)の導入が可能です。睡眠やいびきでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。検査希望の方は電話での予約も可能です。ご自宅でできるタイプの検査機器を使って、一晩の睡眠中の呼吸の状態や無呼吸・低呼吸の回数などを記録し、症状の有無や重症度の目安を確認することができます。
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・簡易検査、治療(CPAP療法)は医療保険適用となります。
・簡易検査は随時受付しますが、事前に検査希望の旨連絡戴ければ予約可能です。
検査をご希望される方は、診察時に医師へお気軽にご相談ください。